「クラフツマンシップへの旅」 イ・ジュノとベルルッティがパリで紡ぐ新たな物語

イタリアからパリへ。メゾンのアンバサダーであるイ・ジュノは、ベルルッティのクラフツマンシップを巡る旅をさらに続けます。

2026年10月7日、パリ

メゾンのイタリアにおけるルーツを辿る第一章として、フェラーラのマニファットゥーラからヴェネツィアまでを巡った「A Journey in Craft」は、パリへと舞台を移します。

 イ・ジュノにとっての新たな章となるこの旅を、彼は「フェラーラは忍耐を、ヴェネツィアは優雅さを、そしてパリは明晰さを教えてくれた」と表現しています。


パリのアトリエでは、イ・ジュノがベルルッティのビスポークに対するアプローチに触れます。ヴェネツィアレザーから最高級のファブリックに至るまで、職人たちの手仕事には一貫して緻密さと細部へのこだわりが息づいています。靴職人であれテーラーであれ、彼らのクラフツマンシップに欠かせないのが「時間」です。採寸し、裁断し、調整し、そして理想的なバランスにたどり着くまで何度もやり直す。その積み重ねこそが、メゾンのサヴォアフェールを支えています。

パリのアトリエにて

旅の始まりは、ビスポークシューズづくりから。


メゾンのパリアトリエで、イ・ジュノはビスポークシューズが生み出されるプロセスに触れます。職人は足の形だけでなく、姿勢や歩き方にまで目を向け、一人ひとりの要望を汲み取りながら、その人だけの一足を形にしていきます。対話を重ね、卓越した手仕事を通じてレザーは少しずつ姿を変え、やがてビスポークならではの自然なフィット感と軽やかな履き心地を備えた一足へと仕上げられていきます。


続いて訪れたグランド・ムジュールのテーラリングアトリエでは、レザーに代わり最高級のファブリックが主役となります。しかし、その哲学は変わりません。イ・ジュノの採寸データはもちろん、姿勢や身体の動きまでも考慮しながら、職人は既存のパターンに頼ることなく制作を進めます。そうして生み出されるのは、彼の個性と体格の双方を映し出す、唯一無二のシルエットです。

初回フィッティングのためパリへ戻ったイ・ジュノは、自身のために誂えられたクリエーションとの初めての対面を果たします。

 まずはフォレスティエールジャケットのトワル、続いてトラウザーズ。まだ完成には至らない段階でありながら、そのシルエットはすでに彼の身体に美しく馴染み、動きに自然に寄り添います。


そして、将来完成するシューズの原型となるフォルムに足を入れた瞬間にも、同じ感覚が生まれます。職人たちの卓越したサヴォアフェールが、一工程ごとに積み重なりながら、少しずつひとつの完成形へと近づいていく。そのプロセスが、彼の目の前で鮮やかに姿を現していきます。

自分だけのものになるために

旅の最終章で、イ・ジュノはついにその結実の瞬間を迎えます。完成したフォレスティエールスーツとシューズとの対面です。


鏡の前に立つと、これまでの旅のすべてがひとつにつながります。フェラーラからヴェネツィア、そしてパリへ。メゾンが受け継いできたサヴォアフェールは、今や彼が身につけるクリエーションの中に息づいています。


それらは単なる完成品ではありません。これから彼の日々に寄り添い、時間とともに柔らかさを増し、美しいパティーヌを纏いながら、その人生とともに変化を重ねていく存在です。


ベルルッティにおいて、ビスポーク体験はアトリエを後にした瞬間に終わるものではありません。それは、その一着、その一足を纏う人の人生とともに歩み続ける、新たな物語の始まりなのです。

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