
生物多様性
生態系を保護する
責任ある素材の選択
動植物や鉱物起源の素材など、ベルルッティの製品を生み出すために使用される原材料の大部分は自然由来のものです。メゾンは自然から借りたものを返すために、生物多様性の再生に貢献するサプライチェーンの構築に取り組んでいます。
その課題としては、資源や気候の保護、アニマルウェルフェア(動物福祉)への配慮、森林破壊との闘い、危険な化学物質の排除、大気や水質汚染の低減などです。現在では、使用されている戦略的素材の87%が、最も厳しい基準を満たす認証ラベルを取得しています。2026年にはすべての素材において認証ラベルを取得する予定です。
認証への理解
メゾン・ベルルッティが使用する牛革の93%はLWG(Leather Working Group/レザーワーキンググループ)認証を取得しています。この認証ラベルは、ブランドやなめし業者といったさまざまな当事者が集結したイニシアチブで、持続可能で責任ある革製品の製造を保証する目的で、厳格な監査プロトコルを入念に作り上げています。
クロコダイルレザーの79%はNSF(アメリカ国立科学財団)の認証を取得しています。この基準は、「種の保存と地域社会の尊重」、「動物の一生涯にわたるアニマルウェルフェア(動物福祉)」、「農場で働く男女の労働条件」、「環境保護」という4つの柱に基づいています。


メゾン・ベルルッティが購入するコットンの76%がサステナブルな素材であり、GOTS(Global Organic Textile Standard:オーガニックテキスタイル世界基準)やBCI(Better Cotton Initiative:ベターコットン イニシアティブ)のラベルを付けることができます。GOTSラベルは、繊維製造の各段階を厳しく追跡することによって、その繊維がオーガニックであることを保証しています。BCIは世界中の農業従事者を支援し、肥料や農薬を制限し、水資源をよりよく利用するために彼らを育成しています。
化学物質の使用廃止に向けて
LVMHグループは、繊維・皮革産業からこうした物質を排除することを目的としたZDHC(Zero Discharge of Hazardous Chemicals/有害化学物質の環境排出ゼロ)プログラムに参加しています。メゾン・ベルルッティは、2023年までにすべての戦略的なレザーとファブリックのサプライヤーが、まずZDHC制限基準の最低50%を満たすことを目標に掲げています。
メゾンの戦略的サプライヤーの60%がPRSL(Product Restricted Substances List/製品制限物質リスト)に署名しています。
