
パンジャブ大学
2019年秋シーズンのベルルッティ最新アイテムを発表した、パンジャブの大学会館のためにル・コルビュジエが設計した円形構造のなかで過去、現在、そして未来がひとつになっています。
光の射し込む大きな窓のあるコンクリート構造の学生会館はパンジャブ大学キャンパスの中心的な存在です。1960年代後半、ル・コルビュジエによってチャンディーガルの都市計画のひとつとして設計された建物は、徹底的なモダニズムの象徴であり、2019年秋シーズンのベルルッティコレクション最新のアイテムを反映したものとなっています。 今シーズン、クリス・ヴァン・アッシュが手掛けたのは先進的な精神を表現したレディトゥウエアとアクセサリー。アウターウエアの色は、撥水ウールで仕立てたダブルブレストのピーコートやタイムレスなカシミアコートなどを含め、コズミックブルーやミッドナイトブラックが主流となっています。また、アンディ・パティーヌのシャツは、ベルルッティのトレードマークであるパティーヌの技術に敬意を表し、職人たちが靴をパティーヌ染めする際に着用した作業用コートにしたたり落ちた染料を想起させるプリント柄です。
つねに新しいパティーヌを追求していくなかで、クリス・ヴァン・アッシュが新たに考案した「Blue Metal」は、メタリックな仕上がりになるようブルーとシルバートーンをミックスし、深みのある鮮やかな色を表現した幻想的なパティーヌ。このパティーヌは、今シーズン不可欠のベルトやバッグ、そしてベルルッティを最も象徴するローファーの最新バリエーションである「Andy Creeper」などに使われています。また、「Andy Creeper」と並び特徴的なのが、ナイロンニット素材にヴェネツィアカーフのディテール、耐久性の高いラバーをアウトソールに配した超軽量スニーカーの「Shadow」です。 パティーヌ染めのバッグには、軽量かつ視覚的にもインパクトのあるナイロンとヴィッテロメタルレザーを組み合わせたウィークエンダーバッグの「Cube」があります。ミディアムサイズのバックパック、「Volume」では、落ち着いたスクリットデザインのナイロンジャカードに、テクニカルファブリックと大きなカーフレザーパネルを底部に合わせたデザインです。また、撥水仕上げのナイロンとカーフレザーのクロスボディバッグ、「Complice」は間違いなくトレンディかつ永続性をそなえた最新マストアイテムとして存在感を増しています。



フォーマルなフットウエアに代わる洗練の選択肢、「シャドウ」コレクションはベルルッティ最新の美意識を象徴しています。





