ベルルッティのクリエイティブ・ディレクター、クリス・ヴァン・アッシュは、「いま、コラボレーションを行うことは、何か新しいモノづくりのための重要な方法のように感じています。かなりセラミック マニアの自分としては、これまでブライアン・ロシュフォールの芸術表現に敬服してきましたし、 彼の作品のひとつを所有するという幸運に恵まれました。ベルルッティのレンズを通して彼の ビジョンを表現することに、これ以上にないほど期待を膨らませています」、とコメントしています。
ショップでは2021年1月に発売を予定しているウエアとアクセサリーの全コレクションは、クリス・ ヴァン・アッシュのもとで確立されてきたベルルッティの新しい記号から発展させたものです。 セラミックアートの熱心なコレクターであるクリエイティブ・ディレクターの思い描くビジョンは、 絶えずセラミックアートと結びついた質感や色彩に特徴づけられています。そして、そこから、 イタリアのベルルッティの職人たちによって守られてきたパティーヌ技法へも自然と繋がって います。クリス・ヴァン・アッシュは、セラミックアートの世界において実験的かつ進歩的な影響力を持つブライアン・ロシュフォールの作品群と、ベルルッティの体現するサルトリアルの伝統と 変化をめぐる対話に、共通のテーマを感じとりました。火山や外来植物に着想を得た、 アーティストの熱量の高い作品の特徴が、メゾンベルルッティの増幅 されたナチュラルな質感や色彩言語と直観的に響きあっています。
互いに距離をおいた状況においては、繋がることはひとつの芸術スタイルになります。 ベルルッティは2021年初旬、私たちのこの時代に課せられた試練に、遠距離コラボレーション による、セラミックアーティスト、ブライアン・ロシュフォール氏との既製服を、初めてとなる共同 製作で行います。 クリエイティブ・ディレクターのクリス・ヴァン・アッシュは、新たな時代の価値を認め、米国人陶芸家とのパートナーシップから生まれたファッションコレクションの中に、 コミュニケーションと調和を求める思いを受け入れています。デザイナーのパリの自宅と、 ブライアン・ロシュフォールのロサンゼルスのスタジオでデジタルを介した取り組みを進める というコンセプトに従い、コラボレーションの舞台裏を撮影した動画も、試写は二人の間で実施し、2020年7月9日開催のデジタル・パリ・ファッションウィークでオンライン上映を行いました。その映像はYouTube.com/Berlutiからアクセスが可能です。
ベルルッティは補完的であり啓発的であることを視点に、コラボレーションのコンセプトに アプローチを行います。2019年にクリス・ヴァン・アッシュがピエール・ジャンヌレの家具と コラボレーションを行った際は、互いに共通の技術や色彩の部分にフォーカスが当てられました。コラボレーションのアプローチは、ベルルッティの進化していく顧客層に向け、関連性のあることへの好奇心の中に現れます。すなわち、それは顧客にとって、すでに親しみを感じている美意識の中での新たな提案です。クリス・ヴァン・アッシュは、ブライアン・ロシュフォールとの コラボレーションで、いま私たちの生きる時代に重要な繋がることとコミュニケーションの意思 表示の中に、ベルルッティの特徴を生かしています。
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